第1レイヤー第1レイヤー:「自己の欠如」自我が弱いと言うことを具体的に言うと、自分自身に対する自信の欠如、失敗を恐れること、先を見越してしまうこと、癌になるのではないかと言う恐怖の増大、父親への緊張感などがあります。 患者さんがこの層に属する場合、過去の精神的感情的問題に注意を払う必要があります。それは特に、両親との関係、兄弟との関係、教育問題―学校でのふるまい、友達との関係、家庭でのふるまい、母親の妊娠中の状態、出産の状態、授乳中の状態、離乳食の状態、予防注射のリアクションなどが含まれます。 この第1層に合うレメディーは、Carcinosinum(癌レメディー)、Cuprum metallicum(銅)、Carcinosinum cum Cuprum(癌レメディーと銅レメディーのコンビネーション)の3つです。 Carcinosinum-内なる力との結合 自信の欠如、弱い自己防衛力、自尊心の低さが特徴です。こういったことがその人をあらゆることに繊細に反応するようにしてしまい、自信をいつのまにか害するようになっています。 腫瘍や癌を体内に持つということの意味は、自分の身体を癌細胞が侵入することを許したということにほかなりません。 そこで、先ず、その人自身を腫瘍段階から感染段階に戻してあげることが必要です。 精神レベルにおいては、自分自身と自分の人生の意味をもっと強く発達させることが必要です。 そして感情(情緒)レベルにおいては、レメディーは、すべての感情―喜びから怒りまでーを表現する能力を取り戻す手伝いをします。 原因:長期間の支配を受けたこと、厳しい危険な育てられ方、、父親の不在、予防注射 精神:気難しい、間違いを犯すことの恐怖、責任感の強さ、先を見越してしまうこと、同情心、読書と旅行をおしたがる、音楽、動物、海、嵐が好きである。 身体:アレルギー性鼻炎、慢性的扁桃腺炎、にきびなど Cuprum metallicum -すべてがコントロールされている Carcinosinumに似ていますが、より自己の意思や力を統治しようとする人です。 自分に自信がないゆえに、自分が何をしたかを確認し、すべてをコントロールしないと気が済みません。従って、柔軟性に欠け、注意深く、気難しく、大志を抱きながら批評家でもあります。他人に頼ることはしません。 原因:ストレスを持ちすぎること、疲労、常に自分に賛成できず、自信を傷つける 精神:コントロールを失うことの恐れ、独立心が強い、大志を抱く、熱狂者(狂信者) 身体:痙攣と緊張、喘息、高血圧、てんかん気質 Carcinosinum cum Cuprum 癌レメディー患者が銅の特徴ももっている時、この混合レメディーが合います。 混合の特徴としては、自信の欠如と頑固さ、気難しさ、仕事熱心(ワーカーホリック)、攻撃されやすいこと、先を見越してしまうこと、疲労があります。 頑固さとは、癌レメディーの場合は、その不確かさから、銅レメディーの場合は自己を常に認めることの必要性からきています。 当てはまるものはありますか? |